- 看護学科の男子ってモテモテなんでしょ?
- 看護男子はハーレム状態で羨ましいな…。
- 看護学科に入れば彼女作り放題だろ?
- 看護学科の男って天国じゃね?
看護学科に男が入学すれば、女の子に囲まれてハーレムだ、と妄想をしている男性諸君。
「女性に囲まれて、最高の学生時代がオレには待っているだ…。」とか、看護男子のわたしも期待していたんですよ!
でもね…
ハーレムという夢を崩して悪いけど、
モテモテとかハーレムはほぼ幻想。
看護学科へ入学したい真の動機が”女性”なら、今すぐ志望校を変えましょう…。
目次
ハーレムを求めた男子高校生の私
何を隠そう、わたくしナースの長田は“かなりの女性好き”なんです…!
高校の時は1度だけ彼女できただけ。しかも、1か月もしないうちに彼女から降られるという、非モテ男子。
そんな欲求不満の男子高校生のわたし。受験の時に強く思っていたことがあるんです。
「大学生になって彼女作りまくったる!」
彼女が欲しいから看護学科に
高校生3年生だったわたし。クラスは普通学科の理系だったので、クラス30人中女性が3人という深刻な女性不足。
「やべえ…彼女が欲しい…。」
「でもまわりに女性がいない…。」
”将来なりたい仕事がない”というのがわたしの本音でした。
高校3年生のときは”彼女が欲しい”としか考えていなかったです。そこで大学のことを考えていたら、”看護学科=ハレーム”という妄想が膨らみ始めました。
「看護学科なら、彼女すぐにできんじゃね?」
「夢のウハウハなキャンパスライフ…!」
正直にお話しすると、私が看護学科を志望した理由の60%が”女性に囲まれるから”でしたね。今思えば不純な動機すぎて反省するレベルお話ですが。
いざ入学してみると、”モテモテ”とか”ハーレム”という理想がすぐに打ち砕かれるのでした…。
看護学科に実際に入学して
4月1日の晴れたお昼。夢のキャンパスライフが始まりました。
「彼女をつくるぞおー!」って入学式からかなり張り切ってましたね。入学式のクソどうでもい大学の先生の話なんて、まったく聞いていません。
「可愛い子いないかな~」とキョロキョロ。可愛い子が10人以上いて、ニヤニヤが止まらない。
「これはすぐに彼女が出来るぞ。」と謎の自信が。”下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる”作戦で彼女を作ろうかなと、アホな妄想してました。
すぐに女性のグループができはじめる
入学してすぐに6,7人単位の女性グループができ始めます。ごく自然な現象。
看護男子は6人います。看護男子だけで自然とグループができました。
高校を卒業したばかりのウブな男子たち。まったく面識のない女性に話しかけるのは、難易度MAX。
入学式の日に看護学科の女性とは一言も話すことができず…。
積極的に女性に話しかけられないことによって、男子は男子だけで集まるという最悪の事態に。マジでやってしまった感が漂います。
「あれ、看護学科って男の肩身が狭くね?」と看護科はハーレムではないことを悟るようになります。
看護学科はハレームじゃないと確信
- 学食行くときはおきまりの看護男子と…。
- 講義を受けるときは看護男子で席を囲む…。
- 看護男子だけで遊びに出かける…。
オレの思い描いた大学生活と何かが違うぞ…
高校3年生のときに妄想していた看護学科とは程遠い現実がありました。
看護男子に権限はない
講義ではグループ学習というものがあります。1グループ7人程度になって、グループごとに意見をまとめて発表する流れです。
こういう講義で看護男子は悪目立ちするんですよ。
えー私そういうの苦手なんだけど―!ヤバーイ(笑)あ、一人だけ男だから〇〇君が発表ね!
イェーイ!キャー!ウケる!(笑)
はあ?って感じですよね。
看護男子には基本的人権の自己決定権が認められていないです。これは恐ろしい世界に迷い込んでしまった、と看護男子たちは後悔。
看護女子の軽いノリだけで、私たち看護男子の意見は吹き飛ばされてしまうんです。
看護学科において看護男子の身分は底辺。
先生にすぐ目をつけられる
看護学生のなかでも看護男子は目立つ存在。ということは第三者からみても、看護男子は目立つということを意味します。
大学の講義中。大学の先生に高確率で当てられる人たちがいるんです。
答え:看護男子
今日はまだ看護男子に答えてもらってないから、看護男子の中から答えてもらおーう☆
え?って感じ。
看護男子という限定されることで、先生に当てられる確率が6分の1になるんです。
鬼畜な大学の先生なんて、すべての看護男子に答えさせることもしてきますからね。
ふざけんな!
「今日はまだ看護男子に答えてもらってないからー」というフレーズ。ひとりの先生ごとに使うフレーズなので、1日で数回聞くことも。
各講義ごとに看護男子は当てられるじゃん。
同じクラスの子と付き合った看護男子の末路
大学2,3年の話。看護男子たちはさすがに看護女子とも話せるように。
いつの間にか看護男子の1人が、同じ看護学科の女子と付き合っています。「うお、羨ましい…。」と内心思っていました。
看護男子が付き合いだして半年ほど過ぎた時。
看護学科の女子と話していますと…
看護男子が看護女子と別れると、一瞬で情報が広がっていきます。インフルエンザかってレベルで広がり、学年の壁も関係なく越えていくんです。
女子目線でウワサされるため、”男がワルい”という着色された話が拡散。
浮気などの理由で別れてしまったら、大学内での居場所は男子トイレのみ。
わたしは看護科内での恋愛をオススメしない。
恋愛はバイト先が一番いい!
女友達はできる
- 看護学科に男のオレが入るとかムリじゃん。
- えー、看護学科ってそんなヤバいの?
- 看護男子はモテモテになれないのか…。
ここまでのはなしを聞く限り、”看護学科に男が入学するとか、自殺行為”というイメージが付いてません?
でも大丈夫。
ちゃんと気を付けれていれば、看護学科の女子と仲良くなれますよ。怖がることはありません。
【看護男子必見】女社会の看護科で知っておきたい3つのポイント
実習グループの女子と飲み会
大学4年生の時に、看護学実習グループのみんなと飲み会をした時の画像。「リア充じゃねえか、チクショー!」と嘆く男子がいることでしょう。
看護学科に4年間もいると、あまり”性別”を意識しなくなるんです。
大学生の時は一人暮らしをしていたので、わたしのマンションにて宅飲みをしました。
看護学科ではない友達に話をすると、「オマエだけ男なの?ハーレムじゃん。」と言われますが、それが看護男子では当たり前になります。
卒業後もみんなで温泉やUSJに
この画像は大学卒業後にナースとして働き始め、実習グループでUSJに行ったときの集合写真。
「そういえばオレしか男いねえじゃん!」って感じ。
USJの待ち時間はひたすらiphoneで人狼ゲームしてましたね。話題が合わなくてツラいとかは感じません。
むしろ男からの意見と女からの意見の両方が出るので、むっちゃ異性に対しての勉強になりますよ。
実習グループのみんなで2度、温泉を入りに旅館に泊まっています。この写真は看護学実習が無事に終わったので、温泉いこーぜという軽いノリで行ったときの画像。
女友達と温泉に行って、1つ気づいたことがあります。醍醐味の温泉を男ひとりで入らなければいけないという悲しい現実。
混浴があったとしても、さすがに拒否られますが。
周りから見ればハレームなだけ
男なら1度は夢見るハーレム。残念ながら看護学科だからといって、ウハウハでモテモテな状態になるのは不可能。
たくさんの女子と友達になることはできますけどね。
まあ看護学科は女性の世界。
男は肩身の狭い思いをすることはあります。看護男子の女性に対するコミュニケーション能力が高ければ、そんなに性別は問題ないんじゃないのかな…。
女性の扱い方がうまくなるのはメリットですけどね。