私は学生時代にギャンブル依存症になっていた。パチンコが原因で留年をした、といっても過言ではないです。
- パチンコやスロットにハマっている学生や社会人の方
- ギャンブル依存症で悩んでいる人
- ギャンブル未経験の人
- パチンコに興味があるけど、未経験の人
こんなの人のためにこの記事を書きました!
大学生だったとき、パチンコにハマる男子学生をみていきました。あるパチンコ屋にいくと、いつも会う医学科の先輩。ギャンブル狂となって大学を辞めていった後輩。
「こいつらバカだな…。」
と鼻で笑っていた私。
気づけばパチンコ屋に毎日通う、ギャンブル依存症となっていました…。※もう治ったけどね!
目次
1.パチンコ屋のアルバイト
私は大学1年生の時、ステーキ屋でアルバイトをしていました。人間関係や時給が低いという理由で、ステーキ屋にとても不満があったため、パチンコ屋のアルバイトに転職。
そこではじめてパチンコというものを見ることに。
パチンコ未経験だった18歳の男子学生。そんな私でもパチンコ屋でアルバイトはできるんです!
最初の頃はお客をみて「なんでこんなに熱中できるんだろう…。負けているのに…。おめでたいおっちゃんだな。」と、パチンコをしている人を小馬鹿にしていたところが、私の心の中でありました。
頻繁にパチンコを打つ常連客のおっちゃんたちは、口を揃えて「今日は5万も負けた。」と訴えています。何が楽しくてパチンコを打つのかと理解できないですよねぇ…。ギャンブル未経験の人はそう思うはず。
パチンコ店員はパチンコ好き
私の働いたパチンコ屋の正社員の人は、全員パチンコが大好きでした。一人残らず、20代の女性スタッフも含めてパチンコやスロット経験者。
アルバイトのスタッフには私のような大学生もいます。さすがに学生で、アルバイトをしている女の子はパチンコ未経験でしたが。ほとんどのアルバイトしてる人は、パチンコやスロットにどっぷりとハマっています。
アルバイト先でパチンコ台とパチンコ好きな人間に囲まれているという環境。
上司から悪魔のささやき
私がパチンコ未経験であることによって、アルバイトできるのか不安でした。そんなときにアルバイト先で、役職の男性スタッフから言われたことがあります。
「実際に自分がパチンコするといいよ。お客さんの気持ちがわかるから。」
なるほど、たしかにな。となぜか腑に落ちる私。
しかし、ギャンブルにハマると、とんでもないことになりそう…。ビギナーズラックによって初心者が大勝して、ギャンブル依存症になった,なーんて話をたくさんパチンコ屋のスタッフから散々聞いていました。
いや、パチンコを打つのはやめておこう、と自分を止めます。
なんだかパチンコが楽しそう…
パチンコ屋のアルバイトをしてから6ヶ月以上が経過。仕事の内容も慣れてきて、徐々に視界が広くなっていく時期です。お客が打っているパチンコを見る余裕が出てきます。
時代劇”必殺仕事人”のパチンコ台を打つ、60代のぽっちゃりとしたおっちゃん。
画面上に”777”。当たったんだな…。
なんかカッコいい演出。
テレビで見るときとは違った臨場感。
時代劇以外にも人気アニメのパチンコ台が沢山出ています。例えば、ルパン三世やエヴァンゲリオン。ルパン三世は、10年以上前からパチンコで大活躍しているんじゃないのかな?
ギャンブル自体が好きじゃない人でも、パチンコに興味を持ってもらえるように、パチンコメーカーが仕掛けたワナです。
2.真面目な友達がパチンコ
私の友達に同級生の看護男子がいます。その看護男子は講義も真面目に受けて、飲み会とかでワイワイするようなハデなやつじゃないです。
そんな真面目な友達と、大学の講義中に話をしています。会話の中で何気なく「パチンコってしたことある?」と質問。真面目なやつだし、パチンコなんてしたことないだろうと思っていました。
「たまにパチンコ行くよ。」と意外な答えがかえってきます。
長田、衝撃を受ける。
クラスの中で一番大人しく、真面目な男子。そんな落ち着いた友達でもパチンコをするんだ…。意外な事実でした。真面目な友達がパチンコで遊んでいる、という事実でパチンコが身近なものと感じてきます。
好きなアニメのパチンコ台
真面目な友達がパチンコを打つことに、マジでビックリでしたね。「何でパチンコを打つの?」と素朴な疑問をぶつけてみた。
理由は”好きなアニメのパチンコ台があるから”
その友達は”マクロス”というアニメが大好き。アニメのパチンコ台が目的だったらしい…。
私は「マクロスのアニメを見れば充分じゃない?」と質問。好きなアニメ、マクロスのパチンコ台を打つ理由を教えてくれました。
- 好きなアニメをゲーム感覚で楽しめる
- パチンコ台でしか見れない演出や映像が見れる
- 当たればお金になるし一石二鳥
ギャンブルというより、アニメを楽しむためにパチンコをしていました。けっこうアニメのパチンコ台が多い。18歳の子でも楽しめちゃうように出来ているんです。
ちなみに、”リラックマ”のスロットがあります。完全に20代の女性をターゲットとしていますよね。人気がなかったためか、すぐに姿を消しましたけど。
友達を誘って2人で…
「500円だけでもいいからパチンコを打ってみようかな」、とパチンコを打つことを考え始めた私。普通のパチンコは1玉4円。500円なんて1分ぐらいで無くなってしまいます。
1玉=0.5円という、ゲームセンターよりも安い金額で遊べるパチンココーナーがあります。そこで一度パチンコを打ってみることに。
でも、いきなり一人で行くのは超不安。
さきほど紹介したマクロスのパチンコ台を打つ友達と、パチンコ屋さんに行きました。
実際にパチンコ屋へ
このとき私は19歳。お店に入るとすぐに「お客様!失礼ですがおくつですか?」とパチンコ店員に声を掛けられます。運転免許証を見せると、店員は納得。
1玉0.5円のパチンココーナーではじめてパチンコ台を選びます。
私はパチンコ屋のアルバイト中に気になっていたパチンコ台があります。”北斗の拳”のパチンコ台。アニメは1秒も見たことがないけれど、パチンコを見ている限り楽しそう。そう思って実際にパチンコを打ってみることに。
100円ですら惜しいと思う私。
数分で100円を失うと、「俺の100円が…。」と後悔しか残りません。運がいいのか、友達は100円ですぐに大当たり。
私は結局「北斗の拳」のパチンコ台で500円を失い終了。
3.パチンコにハマる
ついに禁断の果実、パチンコに手を付けてしまった私。はじめてのチャレンジでは500円を失い、一度も当たらなかった…、という悔しい結果に。
よくよく北斗の拳のパチンコ台を調べてみると、とても確率が低い台でした。400分の1という確率。当たる気がしないです。
確率が低い分、当たると玉がたくさん出てくるんだけどね。ギャンブル性が高いから、私のような小心者には向いていません。
2度目のパチンコ
今度は当たりやすい台(確率100分の1以下)を打ってみた。すると、300円ほどですぐ当たりました!
はじめての当たりに私は大興奮。その日はもちろん勝ちました。
店員さんを呼び、玉をレシートに交換してもらいます。そのレシートをパチンコ屋のカウンターに持っていき、景品と交換。
貰った景品は大好きなカップラーメンのラ王をいくつか。ケチな私にとっては高級食品です。自分でお金を払ってラ王、買ったことありません。高いので。
大好きなカップラーメンを手に入れた私は超ハッピーでした!
一度パチンコで勝ってしまうと、パチンコの誘惑からは抜け出せないね。
1人でパチンコ屋に行くようになる
最初はやり方が分からなかったパチンコ。何度もも経験するうちに、お金を失うことにも慣れてきます。ついに大学の講義が終わった夕方に、一人でパチンコ屋に行くことに。
最初の頃は1000円以内で遊びます。当たらないからとヤケになり、2000円とか使うようになっていきました。2000円も使うと、罪悪感で心が満たされます。ケチな私はなおさら…。
「あーバイト2時間分のお金を無くした―。」とネガティブに。
1人で行くので、止める人が周りにいません。
「もう1000円突っ込めば当たる…!」とアツくなっていると、もう取り返せない金額まで失います。
そうして徐々にパチンコ台に突っ込むお金が大きくなっていきました。その大きくなった金額分の後悔もあります。
としているうちに、もう到底取り戻せない金額まで負ける。それがギャンブル。
4.パチンコ中心の生活に…
次第に大学生である私が、パチンコが中心の生活になっていきます。大学の講義中など暇なときは、常にパチンコのことを考えていました。
「1万発出してみたいなあ…。」
「あの台と俺、相性いいなあ..。」
とパチンコの妄想が止まらない。
「一番の楽しみは、パチンコ!」と即答できるぐらい好きになっていました。パチンコで負け続けているにもかかわらず。
負けて、後悔して、また打ちたくなって、負けて、後悔して、また打ちたくなって、負けて…
パチンコの負の連鎖が始まっていました…。
大学をサボってパチンコ
最初の頃は暇な時間にだけ、パチンコ屋に足を運んでいました。大学の講義終わった後とか、お休みの土日とかね!
でも、空いた時間にパチンコしているだけじゃ、物足りなくなるんですよ。
いつものツマラない講義を受けていた時のことです。
相変わらず大学の講義はつまらない。
朝の10:15分か…。
どうせテストはないし。
なら講義を受けなくてもいいんじゃ…。
よし、講義室からさりげなく出ていこっと!
講義をサボることを決意。
スマホと財布をポケットに突っ込む。いかにもトイレ行きます!というテンションで、堂々と講義室の後ろを通って退出しました。
トイレに行くわけもなく、階段を降りて1階の玄関へ。そのまま大学の駐車場にある自分の車に乗ります。車で5分の”いつものパチンコ屋さん”へ直行。
もちろん負けて帰ってきました…。
罪悪感を感じながら、お昼の講義を受けます。大学をサボって得られたものは、身体中がタバコ臭くなったことだけ。
私はタバコは吸わないので、タバコの煙は超苦手。
もはや大学すら行かない
講義のはじめに出席することで、講義の出席点を取ります。そのあとすぐに、講義を抜け出すことが癖に。大学をサボることに、まったく罪悪感が無くなってしまったんです。
むしろ「大学サボる俺、かっこいい。」という、不良の高校生が考えそうなことを思っていましたね。アホだ。
ここまで来ると、もう末期。
大学の講義を途中で抜け出すことが習慣化してしまったた私。ついに、絶対に参加すべき講義や集まりすら、全然行かなくなります。
パチンコのためなら早起きできる
しかし、ちゃんと朝はキチっと起きるんです!
朝からパチンコ屋さんに行くために。開店前にお店に到着していたい。パチンコ屋に行くときだけ、苦手な早起きがすんなりできました。
パチンコ屋に到着すると、私は正面玄関には行かなかったです。ギャンブル依存症のおっちゃんたちが列を作っているから。
そんな情けない人たちと一緒にされたくない、という妙なプライドがあったんです。
もうこの地点で完全なギャンブル依存症でした。
その時の自分はまだ依存症ということに向き合っていません。私は大学をサボりまくって、よく大学3年生まで進学できたなと、自分に関心します。
大学3年生の時に留年しちゃったけどね。
5.お店の常連客になる
いつしか毎日のようにパチンコ屋に通うように。
大学よりも、パチンコ屋にいく回数が多かったかもしれないですね。私はパチンコ屋の常連客となっていました。お金はパチンコ屋のアルバイトしまくってたから、まだ大丈夫でした!
1玉0.5円から1玉1円に
レートが低いパチンコだと、新台(新しく出た台)が置いていません。1年前とか2年前の台がほとんど。ふと1パチ(1玉1円)のコーナーを覗いてみると、新しい台がたくさん並んでいます。
1000円だけなら…と1,000円札をパチンコ台に入れます。
最初は2倍の速度でお金が無くなっていくので、怖くなっていきました。
2回3回と1パチを打つと、それが当たり前となります。ついに1玉0.5円というレートじゃ満足できなくなってしまったんです。
もちろん負ける速度も2倍に…。
1パチで遊ぶとなると大体5000円以上は必要です。一番お金を突っ込んだ時で1.5万円ほど。今思えば、かなり勿体ないなあ…。ラーメン何杯分だろう…。あぁメンタルが…。
スロットにも手を出す
大学終わっていつものパチンコ屋にスロットコーナーを何気なく通りかかります。
私の大好きなアニメのスロット台があるじゃないか!そのアニメは”銀と金”という、カイジなどを書いている方の作品。ギャンブルマンガです。
わたくしナースの長田、大興奮。
気づいたらスロット台の前に座っていました。
普通のスロットは20スロ(メダル1枚20円)だけど、私が打ったのは5スロ(1枚5円)です。
そもそもスロットってどうやって打つんだ…。スマホにて検索します。全くルールも分からないけど、いつの間にかボーナスに当選。
赤色の7を狙う。
赤色の7を狙えない。
リールの回転が早すぎて赤色の7が見えないんです。隣のおっちゃんに揃えてもらいました。結局7000円ぐらいプラスに。
典型的なビギナーズラックです。
スロットにハマる
6.ギャンブルしない方法
悩んで自己嫌悪→スロットを打って負ける→自己嫌悪の日々が続きます。さすがにこのままでは精神的にも経済的にもツラい、とかなり悩みました。
「このままだとお金がヤバい…。」
「でもスロットは打っていたい…。」
「どうすればいいんだ…。」
大学の講義中にスマホで”ギャンブル依存症”と調べます。そこで同じ悩みを持つ人の解決方法を探しました。
まず見つけたのがスロットのアプリで遊ぶというもの。これが意外と楽しいんです。
スロットアプリで遊ぶ
「スロットはしたいけど、お金を使いたくない。」そんな私にピッタリな解決方法でした。普通のアプリやサービス料金と比べると高く感じるかもしれません。
しかし、スロットを1回でも打つと、いくら無くなりますか?その金額で色んなスロットのアプリで遊ぶことができますよ、って話。
ケチな私がスロットのアプリを利用した理由は、5つあります。
- スロットしたくなった時に我慢するため
- 我慢することで節約になるため
- スロットを飽きさせるため
- レアな演出などたくさん見れるため
- いつでもスロットができるため
私が一押しするアプリたちを紹介します。
パチンコ・スロットをハマっているなら、一度でもいいから試してみてください!
パチンコやスロットを勝てるようになる
依存症の人ってやらないように我慢しますよね?
我慢するだけでは続かないです。私もずっと”我慢”ばかりしていました。我慢すればするほど、パチンコ屋に行きたくなります。
ではどうすればパチンコをやめれるのか?
勝てるようになればいいのです。詳しい勝ち方はこの記事で紹介しませんが、私は勝ちにこだわることで、今までの負けた金額以上は取り返しています。
だいたいスロットを週3回ぐらいプレイして、月収18万円程度。ちなみに2ヶ月貯めて交換した景品がこちら。
この写真に写っている景品だけで、25万円以上はします。一回で25万円分儲けることは、ほとんどムリな話。
勝ちにこだわったことで、ギャンブルしたいとは思わなくなりました。ただ「スロットで稼ぎたい!」という気持ちはありますが、絶対に行く必要はないかな、という感覚。
最強のギャンブル依存症の克服方法は、ギャンブルで勝てるようになる、です。
まとめ
1度ギャンブルを経験してしまうと、ケチな私でさえ依存症になってしまいました…。
もしパチンコなど未経験の方は、1度もやらないことをお勧めします。