- 大学の教授って派閥争いがある？
- 教授同士の中が悪そう…
- 先生同士がケンカしてるんだけど…
看護学科の先生って変わった人ばかり。そんな変わり者の先生同士、意見が合わないのは当たり前ですよね。
ましてや女社会。ドロドロとした人間模様が大学内で繰り広げられているんです。
先生同士がモメている風景は、まさに異種格闘技戦。
ただ看護学生として一言いたいことがある。
実習のカンファレンス中、
先生同士でケンカすんなよ！
目次
熱心な教授vs偉そうな助教
熱心な教授
【年齢】:50代
【性別】:女性
【性格】:厳しい･看護に対して強い信念あり
【特徴】:愛情がある厳しさが特徴
厳しめの先生なんだけど、泣きそうなときは慰めてくれる。アメとムチをうまく使い分けてくれる､なんだかんだいい先生。
｢点ではなく、線で患者をみる｡｣という謎のフレーズが大好き。このフレーズさえ言っておけば、熱心な教授に気に入られること間違いなし。
偉そうな助教
【年齢】:40代
【性別】:女性
【性格】:しっかりしてそうで適当
【特徴】:歩き方からして偉そうに見える
違う学校にいたときは地位が高かったらしく、偉そうな態度が治らない残念な先生。
早く帰りたいオーラー全開。課題を夕方遅くに提出すると､採点が甘くなることがメリット。
いきなり患者さんがいるシャワー室を開けて、看護学生を観察してくる。患者さんに許可を取らず、勝手にシャワー室や部屋に入ってくるので､患者さんからのクレームが多発。
2文字で紹介すると、迷惑。
先生同士の関係性
お互いが成人看護学実習の担当。
実習をメインで担当するのが熱心な教授。それをサポートするのが偉そうな助教。
立場は熱心な教授が上。なぜか偉そうな助教のほうが態度がデカいという、逆転現象。
カンファレンス中に偉そうな助教が怒られる
成人看護学実習の初日。
30人ぐらい看護学生と、8人ぐらい実習の先生が大きな演習室に集まります。
カンファレンスが始まる前、熱心な教授が不満そうにしていました。
すんげー偉そうな助教がブスっとした態度を貫くんでです。偉そうな助教は反省しません。
このやり取りをみているわたしたち､看護学生が一番ヒヤヒヤ。
看護学生はまったく悪くないのに、先生がイライラしていると八つ当たりされることも。ムダに怒られたり､上げ足をとられたり…。
先生の機嫌が悪いときのカンファレンスは地獄。｢なんでこんなことしたの？｣と圧迫面接されるのがオチです。
看護学生にイライラを八つ当たりするのはマジでやめて。
先生ごとに課題の書き方が違う
看護学実習ってムダに課題が多いですよね。
受け持ちの患者についての関連図や看護計画。家に帰ってからも､やること多すぎて寝れない看護学生もたくさんいます。
関連図や看護計画の書き方って､先生によって教え方が違うことがあるんですよ。つまり、熱心な教授と偉そうな助教では､オススメされる課題の書き方が違ったんです。
今回の成人看護学実習では”熱心な教授”と”偉そうな助教”、交互に課題を見てもらうシステムがありました。
偉そうな助教に直してきてと言われたところを､ちゃんと家に帰って修正。
その課題を明日の熱心な教授にもお見せしたところ…
｢この書き方、偉そうな助教に言われて書き直したんです｡｣とも言えず、言われた通りに修正。
修正した課題を翌日の偉そうな助教にお見せすると…
どっちに従えばいいんだよ！
課題を書き直すたびに｢直してきて｡｣と言われ続けます。(無限ループ)
さすがにこれはマズいと思い、偉そうな助教に｢あの…熱心な教授がこのように書けと言われていたので…｡｣と言いました。
偉そうな助教は苦笑い。ノーコメントで課題を受け取ってくれました。
潔講師vsドS助教
不潔講師
【年齢】:60オーバー
【性別】:女性
【性格】:明るい･優しい･でも空気読めない
【特徴】:不潔すぎて附属病院を出禁となる伝説を持つ。
- 毎日同じ服を着続ける
- 先生の部屋に物が多すぎて照明があっても暗い
- 部屋が散らかり過ぎて何もしなくても書類が落ちてくる
- 人前でゲップをする
優しくていい先生なんだけど、衛生面が完全にアウト。小児実習を担当している先生なんだけど、病棟に行けないためカンファレンスのみ参加。
ドS教授
【年齢】:30後半
【性別】:女性
【性格】:サバサバ
【特徴】:ストレートな言葉をよく使う
性格がキツそうな顔をしています。結構ストレートにズバズバと言ってくれるため､ちょっと怖い。サバサバしているので気がラク。
先生同士の関係性
お互いが小児看護学実習の担当。
実習をメインで担当している不潔講師と､サポート役のドS助教の先生という関係性です。
ドS助教はなぜか､不潔講師のことが大キラい。不潔講師は鈍感すぎるので、嫌われていることに全く気が付きません。
ドS助教が一方的に不潔講師のことをキラっている状況。
立場は不潔講師が上ですが。
事件は実習のカンファレンス中に
病院での実習が終わり、大学に戻ってカンファレンスをしていた時のことです。
大学内の小さな会議室。
不潔講師とドS助教、わたしたち看護学生7人で今日の実習について話していました。
不潔講師からのアドバイスを､わたしたち看護学生が聞いていたんです。そこでドS助教が大胆な行動に。
シーン…
おいおいおい。
ドS助教、シカトしてたよな？
んで最後に｢ッチ｣って舌打ちしたよな？
なぜかムッチャ逆ギレしてる…
ドS助教が舌打ちしたことで、カンファレンス中に沈黙が1分ほど続いたんだけど。
どんだけ不潔講師に不満を持っているんだ。
大胆なシカト＆舌打ちによって、ふたりの関係ってどうなるんだろ。先生同士の関係を考え始めたら、モヤモヤして寝れませんでした。
事件後、ふたりの関係性
シカト＆舌打ち事件後。
実習のカンファレンス中、ドS助教は一言もしゃべらずブスっとしていました。カンファレンスが終わると、すぐにドS助教は自分の部屋に帰っていきます。
その年以来、小児看護実習から不潔講師の姿は消えたそうです…
先生が個性的すぎてケンカする
大学の教授とか講師の先生って、”変人”が多い気がします。
一般的な会社員とは違い、大学という閉ざされた組織にずっといるため、個性に磨きがかかったんじゃないかなと。
逆にいうと、｢この先生、人としてむっちゃ普通だ｡｣と感じる先生に出会ったことがありません。
個性が強すぎるとケンカしちゃいます。しかも大学の先生は自分の個性を直そうとする姿勢が皆無なので、ぶつかり合ったままの状態に。
看護学生にアドバイスをするなら、｢先生同士のぶつかり合いはどうしようもない｡｣と言いたい。
