看護学生のうちに、足浴や陰部洗浄できるようにならないといけないの…?
と不安になっている看護学生さんもいることでしょう。
わたしは国立大学の看護学科を卒業しましたが、卒業した地点でわたしができた看護技術は”体温測定”のみでした…
看護学生のうちに看護技術をきっちり身に着けようなんて、ムリなので安心してください!
目次
看護学生は血圧すら測れない
わたしは訪問看護ステーションで働くナースマン。
1年に20人ほど後輩である看護学生が、在宅の実習としてわたしの職場に来るんですよ。
その看護学生さんに「じゃこの方の血圧を測ってみて~」というと、「あ、はい…」と看護学生さんはむちゃくちゃ緊張してました。
だいたい30%の確率で、血圧測定すらできない看護学生さんがいます。
わたしも看護師として働きはじめたときは、血圧すら測れませんでしたからね…
血圧すら測れなくても、看護師になれるので安心してほしい!
1度の演習で看護技術の注射はムリ
わたしが看護学生のとき、注射の演習って1度しかしませんでした。
「1回練習しただけで、注射なんてできるわけないだろおおがああああああああああ」って叫びたくなりますよね?
大学2年生のときに、1度だけ看護学生同士で注射の打ち合いをします。
つまり、看護師になって注射をするようになるまでに、2年間以上のブランクがあるってことですよ?!
- 1度きりの演習だけ
- 注射の演習をしてから2年間のブランク
この状態で「はい、〇〇さんの採血お願いします」なんて先輩ナースに言われたら、泡吹いて倒れるレベル。
看護学生たちは、ほとんど看護技術を身に着けないまま卒業していくという、恐ろしい事実があります。
看護師になってからできた看護技術
- 摘便
- 膀胱洗浄
- グリセリン浣腸
看護師になってから初体験をする看護技術もたくさんあります。
実際の患者さんに対して、国家資格が無い看護学生がすると、違法になってしまうので仕方ない話なのですが…
摘便なんてほとんど大学で習っていませんでしたが(講義サボっていたのもある)、看護師になると毎日が摘便祭りですからね。
看護師になってから、イヤでも看護技術は身につくと思うんですよ。
もちろんですが、ある程度勉強をしてから患者さんにケアをしますよ~。
わたしは看護技術をナースとして働くようになってから、できるようになりました。
看護師になってから看護技術は身につく
残念ながら、看護学生のうちに看護技術をしっかりと身に付けることが難しいのが現状です。
1回の演習のみで、スムーズに注射なんてできませんし、練習する機会も少ないんですよ…
大学の附属病院では、1年目のナースのために看護技術の演習をしています。先輩ナースの腕をお借りして、注射の練習ができるので安心できますよ~。
いきなり患者さんの採血をするなんて、ハードルが高すぎますからね。(笑)
”新人ナースの教育プログラム”を設けている病院がほとんどなので、安心して病院に就職してください!
看護技術のおすすめ参考書
- 看護技術に自信が無い…
- 学校の教科書が分かりにくい…
- さっと確認できる便利な参考書が欲しい…
看護技術に不安を抱えている看護学生がいましたら、「看護技術がみえる」をおすすめします。
看護学生や医学生のなかでは超有名な参考書、「病気がみえる」シリーズの看護技術バージョン。
カラーのイラストがてんこ盛りで見やすいですし、教科書みたいにややこしい言葉で解説されていません。
看護技術のコツであったり、豆知識も載っていたりするので、学校から支給される教科書よりも5倍勉強になります。
「看護技術の実技テストに向けて勉強しなきゃ!」という時に、看護技術がみえるでさくっと手順を確認できちゃいますね。
簡単にどんな看護学生さんでも、看護技術をしっかりと勉強することができるので、じぶんの看護技術に自信が持てるようになりますよ!